(SS400)(SUS304)搬送装置 製作・据付
搬送装置
揚排水機器設置工事の中でも家庭用井戸ポンプを設置する際の工程は以下の通りです。現在井戸がなくても、そもそも新しく井戸を掘ることが可能なのかという調査からスタートする場合もあります。
現地調査
井戸設置が可能なのかどうか現地調査を行います。掘削可能な地盤なのか、掘削機を設置する作業スペースを確保できるのかといった点が調査されます。
掘削機の搬入
作業に必要な掘削機を運搬して現場で組み立てます。
井戸掘削
井戸を設置したい場所がコンクリート等で覆われている場合は削った上で撤去します。地表があらわれたら掘削機を使用して地下水が出るまで掘り進めていきます。一般的な家庭用井戸の場合は、1周間程度で完了します。住宅地での工事の場合は低騒音設計の掘削機により静音工事が行われます。
ケーシング埋没
掘削した穴の中にケーシングと呼ばれる井戸パイプを埋没させていきます。ケーシング先端には吸水のためのストレーナーを取り付けます。
川砂利の挿入
ストレーナーを保護するため、井戸の穴とケーシングの間に川砂利を入れます。こうすることで、地層にある砂が井戸に侵入するのを防ぐことができます。
井戸洗浄
洗浄用ポンプ、コンプレッサーなどを使用して井戸を洗浄します。底にたまった土砂や薬剤などを除去したら、井戸の水位、水量などを確認します。
電動ポンプ設置
井戸の水位や水量に合致した電動ポンプを組み立てます。ポンプの設置が完了したら、水栓を取り付けます。
手動ポンプ設置
災害時などに備えて電動ポンプだけではなく手動ポンプも併設する場合もあります。
完成
水が出ることを確認して完成です。設置が完了した後にも定期的なメンテナンスを行い、ポンプ本体はもちろんのこと水質検査なども必要となります。